みみうち、ひらめき、思いつき


by Shuko-3
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2015年 05月 07日 ( 1 )

望遠郷⑦

【仰げば尊し 我が地の恩】
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          今年は全国的に 桜の開花が早く、東京の桜は 3月末に 満開を迎えた。
         見上げる 枝の向こうには、弘前公園の 天守閣を縁取るように 咲き乱れた
         下乗橋からの 桜ベストショットが 浮かぶ。
         
         思えば、25年以上も 弘前の桜を 見ていない。
         桜前線と共に、北上したい衝動に かられる。

          私が関わっている 音楽講座で、先月は 季節の歌として みんなで
         「仰げば尊し」を歌った。
 
         今は 時代に合わないとか、歌詞がわかりにくいとかの 理由で、
         卒業式に歌われることは あまりないと聞く。    

          小学校5年生のとき、卒業式の練習に 在校生として 参加した。
         6年生が歌う アカペラの二部合唱が 美しく、私も早く歌いたいと 思った曲が
         「仰げば尊し」だった。

         3番までの 歌詞の意味を知ったのは、ずいぶん 大人になってからである。

          音楽講座を受講する 高齢者の方々は、
         「『仰げば尊し』を歌ったのは 女学校卒業以来。なつかしい・・・」と言い、
         中には 涙ぐむ人もいた。

         私もしみじみ、これまでお世話になった 何人もの我が師を 思った。
         そして この「望遠郷」のおかげで、我が師と共に 我が地、我がふるさとまで
         思いが及んだ。

          年度の終わりに、何もなくとも 自分の足跡を顧みる このメロディーを
         口ずさむのも いいものだと思う。

          ♪ 仰げば 尊し 我が地の 恩・・・ ♪

          ねぶた囃子にヒントを得て 「ねぶたWAVE」という曲を 作ったのは、
         20年も前のことである。

         当初は ピアノ曲であったが、いろんな表現者たちと 出会い、共に演奏する
         機会を 得た。
 
         笛、太鼓はもちろん、パーカッション、声、三味線、ダンス、タップ・・・
         ねぶたに 別の色が加わっていった。
         ひとりで演奏するのも いいが、やはり コラボレーションの楽しさは
         格別である。

         さらに 掛け声が加わり 会場全体を巻き込むと、WAVE(波)となる。
         我が地がくれた 宝だと 思っている。

          私が主に活動している「パフォーマンス楽団・結(ゆい)」は 最近、
         とみに 青森色が濃くなった。

         笛、太鼓担当の真理は 江戸っ子だが、私よりも ねぶたに近い生活をしている。

         地元・品川に ねぶた囃子を楽しむ会があるそうで、そこへ毎週 参加し
         青森直送の 節回しや ハネト魂を 学んでいる。
         私のほうが 教えられる。 ただ、津軽弁が わからないと・・・。

          望遠郷も 最終回となり、思い返せば やや〝よげしゃべり〟だったかと
         顔を 赤らめる。

         それは、足元から上がってきて 頭上に抜けた 桜前線が、
         頬を 通過したせいと しよう。

          この機会をくださった すべての方々に 感謝いたします。
         お読みくださったみなさま、ありがとうございました。
     
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                                 2015、4、21掲載

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by Shuko-3 | 2015-05-07 23:58 | 望遠郷 | Comments(0)