ナミヤ雑貨店の奇跡
2017年 05月 18日
東野圭吾の原作は読んでいて、私の頭の中には自分だけの情景がすでにできあがっていました。
それをそっとしておこうか、少し迷いましたが、扉を開けたらすばらしい世界が広がっていました。
歌、ハーモニー、音圧が役者を通して押し寄せ、音楽のチカラを味わいました。
カギとなる歌「再生」は三次元に姿を表し、感動へと導きました。
クライマックスの歌「白紙の地図」は、たくさんの思いが詰まっていて、感動の涙です。役者も泣いている。
この世に生まれた命、みんな尊く平等だと励ましていました。
舞台美術も工夫されていて、次元や時代の違いを違和感なく見せてくれました。
ピアノとチェロの生演奏も、よくよく状況をとらえていて拍手を送りました。
ナミヤ雑貨店は、子供のころ近くにあったあの店だったんじゃないか・・?
そんなことを思った人もいたことでしょう。